Article 2024/2/1
【FC】パリ・ダカール・ラリー・スペシャル
【FC】パリ・ダカール・ラリー・スペシャル
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ゲーム情報
| タイトル | パリ・ダカール・ラリー・スペシャル |
|---|---|
| ジャンル | レース |
| パブリッシャー | CBS・ソニー |
| 発売日 | 1988年02月01日 |
| 対応ハード | ファミコン |
| 提供形態 | 中古ショップ等で探しましょう |
| 特徴 | スペシャルとタイトルに付いたのは、同年に他社から同名タイトルのゲームが発表されていたことから差別化を図るために付けられました。 |
『パリ・ダカール・ラリー・スペシャル』は、1988年2月1日にCBS・ソニーから発売されたファミコン用タイトル。名前だけ見ると“過酷なラリーを走り抜くレースゲーム”に思えるが、実際に始めてみると、まずプレイヤーを待っているのは スポンサー探し・車の購入・銀行カードの暗証番号探し といった、まさかのアドベンチャーパート。レース前に社会人の苦労を背負わされるような展開で、ここで既に多くのプレイヤーが混乱したという逸話が残っている。
本編に入ると、さらにジャンルが次々と変わる。市街地を縦スクロールで走り抜けるステージでは、他車やドラム缶に触れると即クラッシュ。迷路のような市街地では、オイルを撒いて追ってくる車の進行方向を180度変えるという謎のギミックが登場し、レースというより“逃走劇”に近い。
中盤以降は横スクロールのアクション寄りになり、丸太・鳥・ヘリコプターといった妨害を避けながら進む。道が塞がれている場面では、ドライバーを車から降ろしてボタンを押しに行く必要があり、ラリーゲームのはずが突然アクションアドベンチャーに変貌する。海ステージでは潜水パートまで登場し、海底火山や海の生き物を避けながら進むという、もはや“何のゲームなのか”分からなくなる展開が続く。
砂漠ではラクダやサソリ、竜巻が行く手を阻み、崖渡りに失敗すると一発リタイア。終盤は強制スクロールで戦闘機やヘリの攻撃を避けるステージがあり、最後は崖沿いの細道を走り抜ける。ステージごとに操作も視点もルールも変わるため、プレイヤーは常に“次は何が来るのか”分からないまま進むことになる。
ゲームオーバー条件はライフ0、燃料切れ、規定タイム超過のいずれか。道中にはライフや燃料のアイテムが落ちていることもあり、拾えるかどうかで難度が大きく変わる。無制限コンティニューとパスワード再開が用意されているため、理不尽さに折れそうになっても、少しずつ先へ進むことはできる。
レースゲームを期待して始めると、アドベンチャー・迷路・横スクロール・潜水・シューティングと、次々に姿を変える“ごった煮構成”に翻弄される。だが、この予測不能な展開こそが本作の最大の個性で、当時のプレイヤーの間では“何を見せられているのか分からないのに妙に忘れられない”と語り継がれている。