『Megpoid the music♯』は、株式会社インターネットが展開する音声合成ソフト「Megpoid(GUMI)」をフィーチャーした初のリズムアクションゲームです。動画共有サイトで数百万回の再生数を記録した著名な楽曲を背景に、GUMIが多彩な衣装を身にまとって歌い踊るステージを構築。ネットシーンで活躍する複数のイラストレーターがビジュアルアートを提供しており、GUMIというキャラクターの多面的なビジュアルを前面に押し出したパッケージとして制作されました。

ゲームの進行は、画面中央に向かって飛んでくるアイコンがターゲットと重なる瞬間に、対応するボタンを的確に押していくオーソドックスなリズムアクションを採用しています。コンボを繋ぐことでスコアを伸ばし、楽曲ごとに設定されたクリア基準の達成を目指すのが基本のサイクル。プレイ中の背景では、ニコニコ動画などで活動する実力派の「踊り手」が振り付けを担当したモーションデータをもとにGUMIが滑らかな3Dダンスを披露し、プレイヤーの操作と音楽の連動を視覚的に盛り上げます。

PSPという携帯機の特性を活かし、いつでも手元でお気に入りの楽曲をプレイできる環境を提供しています。ゲーム内で獲得したポイントを消費して新たな衣装やルームアイテムを開放し、GUMIのプライベートルームを自分好みにカスタマイズするコミュニケーション要素も実装。リズムゲームとしての攻略だけでなく、キャラクターの着せ替えや鑑賞モードを通じたバーチャルシンガーとのふれあいという、ファン向けのコレクターズアイテムとしての機能が充実しています。

2010年代初頭のボーカロイドブーム絶頂期において、初音ミクに次ぐ絶大な支持を集めていた「GUMI」の単独タイトルという歴史的な意義を持つ作品です。ゲームとしての完成度には厳しい評価が下されたものの、DECO*27や八王子Pといった著名なボカロPによる名曲群、そしてネットシーンを牽引した絵師や踊り手たちとのコラボレーションは、当時の同人・ネット文化の熱量をそのまま商業パッケージに封じ込めた貴重な記録となっています。未成熟な部分を含め、ユーザー発信のカルチャーがコンシューマー市場へと進出していった過渡期のエネルギーを色濃く残す一作です。

Megpoid the music♯

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