『QIX++（クイックス プラスプラス）』は、2010年2月25日にタイトーから発売されたPlayStation Portable用のアクションゲームで、1981年に登場したアーケードゲーム『QIX』のリメイク作品です。
本作は、フィールド内にラインを引いてエリアを囲い、敵「QIX（クイックス）」を追い詰めていく陣取り型アクションゲームです。プレイヤーはマーカー（自機）を操作し、QIXや敵キャラに触れないようにしながら、ステージごとに設定された占有率を達成することでクリアを目指します。オリジナル版の基本ルールを踏襲しつつ、グラフィックやエフェクトが強化され、よりスタイリッシュな演出が加えられています。
PSP版では、最大4人までのアドホック通信対戦に対応しており、対戦モードでは他プレイヤーの妨害やスコア競争が展開されます。また、フィールド上に配置された「コンテナ」を囲むことでアイテムが出現し、プレイヤーに有利な効果をもたらす仕組みも導入されています。アイテムは全6種類あり、戦略的に活用することでゲームを有利に進めることが可能です。
さらに、パズル的な要素を取り入れた「ワンストロークモード」など、複数のルールが用意されたモード構成により、従来のQIXとは異なるプレイ感覚も楽しめます。オリジナル版『QIX』も収録されており、シリーズの歴史を振り返ることもできます。
原作は、1981年にタイトーアメリカが開発・稼働開始したアーケードゲーム『QIX（クイックス）』です。プレイヤーはフィールド内にラインを引いてエリアを囲み、敵「QIX」に触れないようにしながら一定の占有率を達成することでステージをクリアします。シンプルながら中毒性の高いゲーム性が評価され、後に多くの派生作品やリメイクが登場しました。『QIX++』はその現代版として、演出やモードを強化した構成となっています。
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