『真髄対局囲碁 碁仙人』は、J・WINGから1995年6月2日にスーパーファミコンで発売された囲碁ゲームです。
本作は、プレイヤーが囲碁の奥深さに触れられるシミュレーションゲームです。ゲーム開始直後に対局設定画面へと移行し、「碁仙人」との対局、または2人での対戦が選択可能です。囲碁に特化したシンプルな作りでありながらも、プロの打ち筋をパターン化せずに再現しているとされており、無駄な手を打たない思考ルーチンが特徴です。
当時のスーパーファミコン用囲碁ゲームの中では「最強、最速」と謳われました。CPUである「碁仙人」は、初心者にとっても地合いが分かりやすい打ち方をするため、囲碁の基本を学ぶのに適していると言えます。一方で、CPUがなかなか投了しないという特徴も持ち合わせており、初心者から経験者まで、じっくりと一手一手の重みを味わえるでしょう。
スーパーファミコン版は、ゲームのシンプルさの中に囲碁の本質を追求した作りが光ります。19路盤での本格的な対局に挑むことが可能で、プレイヤーは「碁仙人」という強敵に挑みながら、自身の棋力向上を目指せるでしょう。パッケージには「石は語る。碁盤には人の心が映し出されるという。静かに、しかし強くおかれる一つの石。それは技ではなく、微妙に揺れ動く心の現われなのだ。どう斬るか、どう固めるか、そして碁仙人を超えられるか。」というキャッチコピーが記載されており、囲碁の精神性を強調しています。
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