『チェスマスター』は、世界最強の評価を得た思考エンジン「The King」を搭載し、学習機能と本格的な対局環境を家庭用ハードで実現したチェスシミュレーター。1995年2月17日にスーパーファミコン版が、1996年11月1日にPlayStation版が共にアルトロンから発売されました。

本作は、パソコン用ソフトとして世界的な累計販売本数を誇る『The Chessmaster』シリーズの移植作品です。シリーズの核となるのは、The Software Toolworks(Mindscape)が開発した思考ルーチン「The King」であり、初心者からグランドマスター級まで、プレイヤーの棋力に応じた柔軟な難易度設定が可能です。また、単なる対戦ツールにとどまらず、コンピュータが推奨する次の一手を表示する「ティーチングモード」や、駒の利きを表示するガイド機能、対局後の棋譜解析など、チェスの戦術を学ぶための教育的機能が充実しています。

スーパーファミコン版は、ハードウェアの性能を活かし、盤面を真上から見た2D視点と、斜めから見下ろした3D視点(パースペクティブ)を切り替え可能で、視認性の高いインターフェースを実現しています。対するPlayStation版では、3Dポリゴンによる描画能力を駆使し、標準的なスタントン形式に加え、SF風やファンタジー風など多彩なデザインのチェスセットを選択できます。両機種とも、対戦相手となるAIキャラクター(ペルソナ)にはそれぞれ独自の顔グラフィックや性格付けがなされており、無機質なCPU対戦とは異なる雰囲気でゲームを楽しむことができます。

本シリーズのオリジナルである『The Chessmaster』は、1986年にアメリカで発売され、ギネスブックに「世界で最も売れたチェスプログラム」として登録された実績を持つソフトウェアです。日本国内では、1991年にビクター音楽産業からゲームボーイ版が発売された後、アルトロンがライセンスを引き継ぎ、SFC版とPS版を相次いでリリースしました。特にアルトロン版は、海外製の硬派な思考エンジンを日本の家庭用ユーザー向けに丁寧にローカライズしており、チェス入門ソフトとしての評価も安定しています。

チェスマスター(ゲームソフト全般)

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