『シャンティ – 海賊の呪い -』は、米国WayForward Technologiesが開発した2D横スクロール型アクションアドベンチャーゲームであり、シリーズ第3作にあたる作品です。PS4版とNintendo Switch版はそれぞれ異なるタイミングで日本国内向けに配信されており、プラットフォームごとに演出や機能面で差異が存在します。以下に両バージョンの特徴と違いを整理します。

PS4版は2016年にインターグローより配信され、HD画質とディレクターズカット仕様が採用された構成です。DUALSHOCK 4の振動機能に対応しており、攻撃やイベント演出に触覚的なフィードバックが加えられています。ただし、PS5での互換プレイ時には一部機能が制限される可能性がある旨が公式に明示されています。価格はダウンロード専売で4,000円(税込)に設定されており、パッケージ版は存在しません。

一方、Nintendo Switch版は2018年にオーイズミ・アミュージオより配信され、解像度の向上とHD振動への対応が施された移植作品です。翻訳品質がPS4版より改善されており、UIや演出面でも調整が加えられています。価格は2,500円(税込)と比較的抑えられており、ダウンロード専売形式で提供されています4。

両バージョンともに、魔力を失った主人公シャンティが海賊リスキィ・ブーツと共闘し、古代の海賊王「パイレーツ・マスター」の復活を阻止する物語が展開されます。ゲームシステムは「パイレーツギア」を活用した探索型アクションで構成されており、クリア時間や達成率に応じてエンディングが分岐するマルチエンド方式が採用されています。クリア後には「パイレーツモード」が解禁され、全装備を所持した状態での再プレイが可能です。

総じて、PS4版は演出強化と振動機能を重視した構成であり、Switch版は翻訳品質と価格面での優位性を備えた設計となっています。どちらもシリーズの魅力を十分に体験できる内容ですが、快適性や入手性を重視する場合はSwitch版が推奨される傾向にあります。