『Everybody’s Gone to the Rapture -幸福な消失-』は、イギリスの田舎町を舞台にした一人称視点のアドベンチャーゲームです。プレイヤーは、住民が突如として姿を消した村「ヨートン」を探索し、残された痕跡や記録を通じてその謎を解き明かしていきます。ゲームは非線形構成で進行し、ラジオ、電話、浮遊する光などを通じて断片的な物語が展開される設計となっています。
物語は1984年のイギリス・シュロップシャー州を舞台に、科学者ケイトとスティーブンの視点を中心に描かれます。彼らは天文台で未知の光のパターンを観測し、それが生命体である可能性を示唆します。やがてそのパターンは動植物に影響を与え、人間にも感染が広がっていきます。ケイトはそれを「コミュニケーションの試み」と捉え、スティーブンは「危険な存在」として隔離を試みるなど、対立する視点が描かれます。
日本語版はPlayStation 4向けに2015年8月11日に発売され、音声は英語、字幕は日本語に対応しています。開発はThe Chinese Room、販売はソニー・コンピュータエンタテインメントが担当しました。ゲームは「ウォーキングシミュレーター」として分類され、操作はシンプルながらも、環境描写や音楽、演出によって没入感の高い体験が提供されます。
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