1987年12月22日、アスキーからファミリーコンピュータ版『ウィザードリィ 狂王の試練場』が発売されました。開発はSir-tech Software Inc.が担当。本作はロールプレイングゲームとして、多くのプレイヤーを魅了しました。

オリジナル版『ウィザードリィ』は、1981年にサーテック社によってApple II向けに開発された3DダンジョンRPGです。プレイヤーは最大6人のパーティを編成し、3Dで表現された迷宮を探索します。パーティメンバーは、戦士、盗賊、僧侶、魔法使いといった個性豊かな職業から選択可能。敵を倒すことで経験値と通貨を獲得し、キャラクターを成長させていきます。

迷宮に隠された宝箱には罠が仕掛けられていることも多く、油断は禁物です。キャラクターの耐久力や呪文の使用回数が少なくなったら、街に戻って回復する必要があります。経験を積んだキャラクターはレベルアップし、能力値が向上。戦利品として手に入れた武具を装備することで、パーティ全体の戦闘力を強化できます。

キャラクター作成時には、種族、性格、職業を選択します。種族は人間、エルフ、ドワーフ、ノーム、ホビットの5種類、性格は善、中立、悪の3種類から選択可能。職業は戦士、魔術師、僧侶、盗賊、司教、侍、君主、忍者の8種類が存在し、それぞれ異なる能力を持っています。
本作の著作権は、Andrew Greenberg Inc.、Robert Woodhead Inc.、Sir-tech Software Inc.が保有しています。