徳間書店インターメディアから発売されたファミリーコンピュータ用ソフト『ラビリンス/魔王の迷宮』は、同名映画を原作としたアクションゲームです。プレイヤーは主人公サラとなり、13時間以内に魔王ジャレスにさらわれた弟トビーを救出することを目指します。

ゲームは迷路を舞台に進みますが、その内容は一筋縄ではいきません。ワープする迷路、十字キー操作が入れ替わる面、そして高速で残り時間が減っていく面など、プレイヤーを飽きさせない様々な仕掛けが用意されています。進め方によっては、途中で新たな面へ進めなくなるというシビアな要素も存在し、その難易度の高さが特徴の一つとなっています。

ゲームを彩るBGMには、映画で使用された楽曲(Magic DanceやChilly Downなど)が使用されており、映画の世界観を忠実に再現しています。サラは石を投げて敵を倒しますが、サラ自身にHPはなく、ダメージを受けると残り時間が減っていきます。冒険の途中では、ホグル、ルード、サー・ディディモスといった頼もしい仲間たちも登場し、サラをサポートしてくれます。

魔王ジャレスは5万点ごとに現れ、時間を急速に進めてきます。ワイズマンは各エリアでキーを取ると出現し、ボーナス得点と時間をプレゼントしてくれます。また、コインを3つ集めると、杖か指輪と交換してくれます。リーチェンはワームの女性で、エリア1に入れてくれたり、宝石と交換にアイテムをくれます。

ゲーム中に登場するアイテムは、ラビリンスの本、キー、コイン、指輪・杖、ハート、オルゴール、水晶玉、口紅・時計、ボーナスアイテムなど多岐に渡ります。ただし、各アイテムはそれぞれ8個までしか所持できないという制限があります。

ゲームの舞台となるエリアは、ゴブリンゲート、レンガの道、垣根の庭、憂鬱の森、悪臭の沼、謎の石畳、笑いの森、悪の花園、ボールルーム、恐怖の迷路、迷いの森、ジャンクシティ、ゴブリンシティ、キャッスルといった多彩なロケーションで構成されており、プレイヤーを飽きさせない冒険が繰り広げられます。