『信長の野望・天道』は、2010年3月4日にコーエー(現・コーエーテクモゲームス)からPlayStation 3版とXbox 360版が発売されたシリーズ第13作です。シリーズ伝統の全国一枚マップ制を継承しつつ、新たに「道」システムを導入。自国の城や町を道で結び、補給線や進軍ルートを確保しながら領土を拡大していく戦略性が特徴です。道は内政にも影響し、経済発展や兵站維持に直結するため、従来作以上に地形と配置を意識した国づくりが求められます。合戦はリアルタイム制で進行し、地形や施設を活かした戦術が勝敗を左右します。

2011年5月26日には、PS3向けに『信長の野望・天道 with パワーアップキット』が発売されました。パワーアップキットでは、新シナリオの追加や「文化」システムの実装により、勢力ごとに異なる発展方針を選択できるようになり、内政や軍事の方向性に個性が生まれます。また、武将や大名家の思考を細かく設定できるAIエディタ、武将・城・家宝・イベントなどを編集できる各種エディタ機能が強化され、プレイヤーの裁量でゲーム環境を大きくカスタマイズ可能になりました。AIの行動やバランス調整も行われ、より歯ごたえのある戦局が楽しめます。

さらに2012年9月27日には、PlayStation Vita版『信長の野望・天道』が発売され、携帯機で据え置き機同等の内容を楽しめるようになりました。タッチ操作への対応やUI調整により、携帯機ならではの快適な操作性が実現されています。