『ブラストウィンド』は、テクノソフトが1997年にセガサターン向けに発売した縦スクロールシューティングゲームです。核戦争後の地球を舞台に、地底から侵攻する勢力と戦う2人の超戦士キョウとフォーンが主人公。全6ステージ構成で、各ステージには自機で体当たりして押す「スイッチ」が設置されており、アイテム出現やルート分岐、ボス形態の変化など多彩な効果をもたらします。
自機は1P用「疾風」と2P用「烈風」で性能が異なり、疾風はウェーブ状ショットとV字ホーミング、烈風は直線レーザーと広角ホーミングを装備。Aボタン長押しで前方集中攻撃、連打やBボタンでホーミングショット、さらに敵弾を消すボンバーや一時的無敵+弾消し効果の「アイテムサンダー」も使用可能です。地形に挟まれるとミスになるステージ構造もあり、ルート選択と機体特性を活かした攻略が求められます。
BGMは九十九百太郎氏が担当し、後にシリーズ化される人気曲「The Justice Ray」が初登場。アーケード企画『稲妻セイバー』からの経緯を持つため、一部にバカゲー的演出やユニークなアイテムも残されており、硬派なシューティングに遊び心を加えた作品となっています。
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