『ループシーケンサー ミュージックジェネレーター』は、1500種類以上のサンプル音源を組み合わせて楽曲を制作できる音楽制作ソフト。2005年03月31日にサクセスからPS2用ソフトとして発売されました。当初は2004年07月29日に発売予定でしたが延期され、翌年に正式リリースされています。

本作はゲームソフトの形態をとりながらも、実際には本格的な音楽制作ツールとして設計されています。ユーザーはサンプル音源を自由に配置し、ループを組み合わせて曲を構築可能です。音源は小宮山雄飛やシン・ニシムラといったクラブ/テクノ系ミュージシャンが制作しており、ジャンルを問わず幅広い楽曲を作成できます。

作曲の入門用としても評価されており、適当に音を並べても音楽として成立する点が「ゲーム的な楽しさ」として紹介されました。一方で、完成した楽曲を外部に出力できない仕様は惜しいと評されるなど、家庭用ゲーム機ならではの制約も存在しています。

『ループシーケンサー ミュージックジェネレーター』は、Jester Interactiveが開発した音楽制作ソフト「Music Generator」シリーズを原作としています。シリーズは家庭用ゲーム機で音楽制作を可能にすることを目的に展開され、入門者向けの作曲ツールとして人気を集めました。

Music Generator