『Get Ride! アムドライバー 〜相克の真実〜』は、2005年にPlayStation 2向けに発売されたテレビアニメ『Get Ride! アムドライバー』のゲーム化作品です。シリーズ唯一の据え置き機向けタイトルであり、アニメ最終回直前に発売されたことでファンアイテムとしての役割も果たしました。開発にはウィンキーソフトが協力しており、戦略性とアクション性を融合させた独自のゲームシステムが採用されています。2020年代以降も中古市場で流通しており、アニメファンを中心に再評価の動きが見られます。
プレイヤーは、政府と反政府勢力が対立する近未来世界で、ピュアアムドライバーの一員として戦争の真実を追い求めます。ジェナス・ディラをはじめとする5人のプレイアブルキャラクターから1人を選び、2人の僚機と共にミッションに挑みます。戦術画面ではサーチエリアを活用して敵を捉え、バトルパートに移行することで最大4体の敵と交戦できます。装備はアムギアと呼ばれる武器群で構成され、AE(アムエネルギー)を消費して攻撃を繰り出します。
戦闘では、格闘・射撃・遠距離攻撃を切り替えながらコンボを形成し、インパクトゲージを溜めることで強力なインパクト攻撃やグランインパクト攻撃を発動できます。加えて、バイザーと呼ばれる支援メカを呼び出すことで、移動力や装甲値が強化され、専用アムギアによる特殊攻撃が可能になります。バイザーは30秒間のみ使用可能で、AE消費なしで戦闘を展開できます。
インターミッションでは、バジェット(資金)を使って武器やバイザーを購入・装備し、キャラクターの戦闘スタイルを自由に構築できます。ジェナスに銃を持たせたり、ラグナに剣を装備させるなど、原作とは異なる編成も可能です。ストーリーは全13話構成で、分岐や隠しボスも存在しますが、総プレイ時間は短めで、キャラゲーとしての完成度が重視されています。
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