『爆炎覚醒 ネバーランド戦記ZERO』は、2004年にアイディアファクトリーよりPlayStation 2向けに発売された3Dアクションゲームで、同社の「ネバーランドシリーズ」初のアクション作品です。これまでのSLGやRPG中心だったシリーズから一転し、ステージクリア型のアクション構成を採用。プレイヤーは魔導世紀994年のネバーランドを舞台に、死者の群れによる襲撃事件の真相を探るため、複数の勢力に属するキャラクターたちを操作して戦いに挑みます。

登場キャラクターは、大魔王ジャネスの娘ヒロ、聖神を崇めるドリファン帝の聖騎士グリーザ、黒騎士ガイザー配下のライラ・ドルなど、シリーズファンには馴染み深い面々。武器「ゲート・オブ・ヘブン」を使った連続攻撃や、敵を地面に倒した後に追撃する「デスロック」など、独自のアクション要素が盛り込まれています。

ステージは1-1から順に進行し、鍵付き扉や敵殲滅による進行条件が設定されており、シンプルながらも攻略性を持たせた構成。ただし、カメラワークや処理落ち、アタリ判定の曖昧さなど、技術面での課題も指摘されており、ストーリー性の薄さや演出不足も評価を分ける要因となりました。