『Tomak〜Save the Earth〜Love Story』は、韓国Seed9社が制作した異色の恋愛シミュレーションゲームを日本向けに移植した作品です。物語は「人類は欲望に走りすぎているため滅ぼすべきだ」と考える神々に対し、愛の女神エビアンが「人類には精神的な愛がある」と主張するところから始まります。神々は試練として、エビアンが美しい肉体を捨てて首だけの姿で地上に降り、人間に愛されることができれば人類を救うと約束しました。
プレイヤーは主人公として、植木鉢から首だけを生やした女神エビアンを世話しながら愛を育みます。水や食事を与え、温度や湿度を調整し、会話やオシャレを通じて彼女のステータスを上げていく育成要素が中心です。エビアンの健康状態が悪化すると神々によって地球が滅亡するため、プレイヤーの行動が人類の運命を左右します。
日本版では一部アイテムや演出がローカライズされ、PS2版には追加キャラクターも登場します。奇抜な設定から「生首育成ゲーム」と呼ばれ、バカゲー的要素を持ちながらも、愛をテーマにしたユニークな作品として注目されました。
原作は韓国Seed9社が2001年に制作したPC用恋愛シミュレーションゲームです。愛の女神エビアンが首だけの姿で地上に降り、人間に愛されることで人類の存続を証明するという奇抜な設定が特徴です。続編『Tomak Again』はシューティングゲームとして制作されましたが、日本では未発売です。












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