『アクエリアンエイジ 〜東京ウォーズ〜』は、同名のトレーディングカードゲーム(TCG)を題材に、ボードマップ上での進軍要素を融合させたカードバトルシミュレーション。2000年5月25日にESPからPlayStationで発売されました。
物語の舞台は、超能力者や魔術師、宇宙人といった勢力が覇権を争う近未来の東京。プレイヤーは「E.G.O.」「アーライ」「ダークロア」「イレイザー」「阿羅耶識」の5つの勢力から1つを選択し、それぞれの視点で描かれるオリジナルストーリーを追いながらカードバトルを繰り広げます。各勢力ごとに異なる背景があり、勢力間の対立と共闘が入り混じる構成です。
ゲームシステムは、40枚のカードで構築されたデッキを使用し、マップ上の拠点を占領しながら敵軍と交戦する形式。従来のTCGのルールをベースにしつつ、キャラクターユニットをチェスの駒のように動かすボードシミュレーションの要素が統合されています。キャラクター、アビリティ、アイテム、プロジェクト、ファストといった多彩なカードをどのタイミングで、どの位置に投入するかが勝利を左右する設計です。
シングルプレイでは、選択した勢力によってシナリオが分岐するマルチストーリーを採用。対戦パートでは、原作の美麗なカードイラストをデジタルで再現しており、特定の条件を満たすことでカードギャラリーを埋めていくコレクション要素も含まれています。TCG特有の戦術的な駆け引きを、盤面全体の管理という広い視点で楽しめるシステムが構築されています。
『アクエリアンエイジ 〜東京ウォーズ〜』は、ブロッコリーが展開していた日本のトレーディングカードゲーム『アクエリアンエイジ』を原作としています。美少女キャラクターたちが超能力や魔術を駆使して戦う現代ファンタジーな世界観が支持され、多角的なメディアミックスが行われました。













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