『フォーミュラ・ニッポン’99』は、国内最高峰の自動車レース「全日本選手権フォーミュラ・ニッポン」を題材に、1999年シーズンの激闘を完全再現したレーシングシミュレーションゲーム。1999年9月9日にティー・ワイ・オー(TYO)からPlayStationで発売されました。

本作は、日本レースプロモーション(JRP)公認のもと、当時の参戦ドライバーやチーム、サーキットを実名で収録しています。本山哲、トム・コロネル、道上龍、脇阪寿一といったトップドライバーたちが駆る3000cc・V8エンジン搭載のモンスターマシンを操作し、鈴鹿サーキットや富士スピードウェイといった実在のコースで0.1秒を削る戦いに挑みます。グラフィック面では環境マッピング技術を採用し、マシンのボディへの風景の映り込みや光沢感をPlayStationの限界まで表現しています。

ゲームモードにおける最大の特徴は、一人のレーシングドライバーとしてキャリアを積む「シナリオモード」です。プレイヤーはレーシングカートからスタートし、鈴鹿サーキット・レーシングスクール(SRS-F)での教習、F3(フォーミュラ3)での実戦を経て、最終的にフォーミュラ・ニッポンのシート獲得を目指します。レースの結果次第で所属チームからのオファーが変化するため、下位カテゴリーから這い上がるプロドライバーの厳しさと喜びを追体験できます。また、隠し要素として東京・お台場を舞台にしたオリジナルの公道コースも収録されており、現実ではありえないロケーションでのレースも可能です。

フォーミュラ・ニッポン(現・スーパーフォーミュラ)は、「日本一速い男」を決める戦いとして数々の名勝負を生んできました。特に本作の舞台となった1999年は、本山哲とトム・コロネルによる壮絶なチャンピオン争いが繰り広げられたシーズンです。ここでは、日本のモータースポーツ史に刻まれた名レースや、伝説のドライバーたちの証言を収録した専門誌を紹介します。極限のスピードに挑む男たちのドラマを知ることで、ステアリングを握る手にもより一層力が入るはずです。
日本の名レース100選 [ムック]

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