『Dancing Blade かってに桃天使II 〜Tears of Eden〜』は、1999年にPlayStation向けに発売されたインタラクティブアニメ型アドベンチャーゲームです。前作『Dancing Blade かってに桃天使！』の続編にあたり、桃姫の出生の秘密を巡る壮大な旅が描かれます。物語は「世界樹編」「竜宮城編」など複数の章で構成され、選択肢によってエンディングが分岐するマルチエンディング形式が採用されています。

本作では、フルアニメーションによる演出と豪華声優陣によるフルボイスが特徴です。アニメーション制作は京都アニメーションが担当しており、桑島法子、緒方恵美、白鳥由里、ならはしみき、上田祐司などが出演しています。エンディングは7種類が用意されており、1周のプレイ時間は約30分程度と短めながら、周回プレイによって全ての展開を確認することが可能です。

ゲーム性は控えめで、映像作品に近い構成となっており、PlayStation版ではCD-ROM3枚組という大容量を活かした演出が展開されます。後にドリームキャスト版『完全版』として強化移植され、映像や演出の追加が行われました。関連商品としては、ビジュアルコレクションやサウンドトラック、ドラマCDなどが発売され、メディアミックス展開も行われています。