『火魅子伝 〜恋解〜』は、古代日本の邪馬台国をモチーフにしたファンタジー世界で、女王候補の少女たちと共に国を復興させるシミュレーションRPG。1999年3月11日に博報堂からPlayStationで発売されました。

本作は、広井王子氏が総合プロデューサー、漫画家の大暮維人氏がキャラクター原案を務めたメディアミックスプロジェクト『火魅子伝』の中核をなすゲーム作品です。物語は、現代の高校生・九峪(くたに)が銅鏡を通じて異世界へ召喚されるところから始まります。プレイヤーは耶麻台国(やまたいこく)の軍師となり、各地に散らばる「墨火(ぼっか)」の力を持つ6人の女王候補を探し出し、敵対する狗根国(くねこく)から領土を奪還していきます。

ゲームはCD-ROM3枚組の大ボリュームで構成されており、ディスク1は世界観を理解するための序章、ディスク2以降が本編となる国取りシミュレーションパートとなっています。戦闘は3Dポリゴンで描かれた部隊同士がぶつかり合うリアルタイム方式を採用しており、プレイヤーは大まかな指示を与えて戦況を見守ります。戦闘だけでなく、ヒロインたちとの会話イベントやデートを通じて信頼関係を築く恋愛アドベンチャーの要素も重要であり、誰を女王に選ぶかによってエンディングが変化します。

『火魅子伝』プロジェクトは、ゲームだけでなくアニメ、小説、漫画と多角的に展開されました。特にアニメ版はゲームとは異なる設定や結末を描いており、両方を体験することで世界観の広がりをより深く理解できます。ここでは、大暮維人氏の美麗なイラストが表紙を飾る、舞阪洸氏による原作小説を紹介します。ゲームのシナリオ担当でもある著者が描く、もうひとつの「火魅子」の物語に触れてみてください。
火魅子伝 [文庫]

駿河屋あんしん&らくらく買取