『ジオメトリーデュエル』は、1998年10月29日にタカラからPlayStation向けに発売されたカードバトル型アドベンチャーゲームです。舞台は電脳化が進んだ近未来都市。若者たちの間で流行するカードゲーム「GMD(ジオメトリーデュエル)」を中心に、物語が展開されます。

主人公は大学をサボってゲームセンターに通う青年。ある日、友人が手に入れたレアカード「精霊王」をきっかけに、警察の追跡や市民IDの抹消といった事件に巻き込まれていきます。カードは単なる娯楽ではなく、都市のシステムに干渉する力を秘めており、プレイヤーはデュエルを重ねながら真相に迫っていきます。

ゲームはアドベンチャーパートとカードバトルパートで構成されており、移動や会話を通じて情報を集めながら、対戦で資金やカードを獲得していきます。カードはパック購入で増やすことができ、ライフの増設やデッキ強化も可能です。メモリーカードを使ったトレード機能も搭載されており、コレクション性も高められています。

サイバーパンク調の世界観と、荒削りながらも独特の演出が融合した本作は、マイナーながらも根強いファンを持つ一本です。