『OPTION チューニングカーバトル』は、改造車文化を牽引する自動車雑誌『OPTION』の全面監修により、実在のショップやパーツを収録した本格派レーシングゲーム。1998年1月15日にエム・ティー・オーからPlayStationで発売されました。

本作は、走り屋たちのバイブルである雑誌『OPTION』の雰囲気をそのままゲーム化した作品です。同誌の名物編集長である「Dai」こと稲田大二郎氏や、レーシングドライバーの「ターザン山田」こと山田英二氏が監修・出演しており、オープニングムービーやゲーム内の随所に実写映像やボイスが登場します。プレイヤーは無名の走り屋となり、レースで賞金を稼ぎながら愛車を強化し、最速の称号「疾風(かぜ)」を持つライバルを倒すことを目指します。

最大の特徴は、RE雨宮、トップシークレット、マインズ、HKS関西(現・Kansaiサービス)、ヴェイルサイドといった日本を代表する実在のチューニングショップ11社が実名で登場する点です。各ショップが得意とするデモカーや、実際に販売されているエアロパーツ、ホイール、マフラーなどが1200点以上収録されており、プレイヤーは好みのショップに車を持ち込んでチューニングを依頼できます。走行ステージは、最高速を競う「谷田部(高速周回路)」、テクニカルな「筑波サーキット」、そしてストリートの主戦場である「湾岸」や「峠」など、当時の改造車シーンを象徴するロケーションが用意されています。挙動はシミュレーター寄りではありませんが、実車取材に基づいたエンジン音や排気音が再現されており、コアなファンを喜ばせました。

本作のベースとなった雑誌『OPTION(オプション)』は、1981年に創刊された改造車専門誌です。公道での最高速アタックやドリフトなど、過激な企画で当時の若者から熱狂的な支持を集め、東京オートサロンの母体ともなりました。ゲーム内にも登場する稲田大二郎氏は、雑誌の顔としてだけでなく、世界的なチューニングカー文化の功労者として知られています。本作発売後も、PSで続編『2』や『スペックR』がリリースされる人気シリーズとなりました。

VIDEO OPTION(関連DVDシリーズ)

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