『高校野球道DS』は、高校野球部の監督となって自分だけのチームを育成し、全国の頂点である甲子園優勝を目指す野球部運営シミュレーションです。2009年7月23日にスパイクからニンテンドーDSで発売されました。

本作は、PCゲーム市場で長年親しまれてきた『高校野球道』シリーズの系譜を継ぐ作品で、全国47都道府県に実在する(発売当時)4,710校もの膨大な高校データを収録しています。プレイヤーは自身が采配を振るう高校を自由に選択でき、校章やユニフォーム、さらには制服に至るまで細かくエディットして独自のアイデンティティを持つチームを作成できます。

監督としての役割は、多岐にわたるチームマネジメントに集約されます。練習パートでは、選手一人ひとりの能力や適正に合わせて個別の練習メニューを組むことができ、機動力重視や長打力特化など、理想のプレイスタイルに合わせた育成が可能です。また、有望な中学生を全国から探し出す「スカウト」機能も備わっており、新入生勧誘の段階から次世代のチーム作りを戦略的に進める楽しみがあります。

試合パートでは、監督としてベンチから選手たちに具体的な指示を出します。一球ごとに「強振」「バント」「盗難」といった戦術を使い分け、刻一刻と変化する戦況に対応するリアルタイムの駆け引きが展開されます。DSの2画面を活かし、上画面で迫力ある試合展開を確認しながら、下画面のタッチパネルで迅速に指示を飛ばす直感的なインターフェースが採用されました。

育成したチームはDSのワイヤレス通信機能を使って、他のプレイヤーが育てたチームと対戦させることも可能です。単なるデータの積み上げだけでなく、選手のやる気管理や、サボりがちな部員の自宅を訪問して説得するといった人間味のあるイベントも用意されており、三年間という限られた時間の中で繰り広げられる高校野球特有のドラマを深く体験できる構成となっています。

『高校野球道DS』は、日本クリエイトが1990年代からPC向けに展開してきた本格派シミュレーション『高校野球道』シリーズを基にしています。膨大な実在校データと、一監督としてチームをゼロから築き上げるストイックなゲーム性は、多くの高校野球ファンから支持を得る原動力となりました。

高校野球道

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