『かわいい子猫DS』は、2008年にニンテンドーDS向けに発売されたペット育成シミュレーションゲームです。本作では、プレイヤーが子猫と一緒に生活を送りながら、ふれあいやお世話を通じて絆を深めていく構成となっています。登場する子猫は8種類で、カラーバリエーションを含めると18パターン以上が存在し、タッチペンを使ったなでなでやブラッシングなどの操作が可能です。

ゲーム内では、子猫の視点で街を探索できる「ねこナビ」機能や、散歩中にアイテムを収集する「にゃんコレ」など、独自のシステムが導入されています。また、子猫の状態は「なかよし」「おでかけ」「みなり」「まんぷく」の4つのメーターで管理されており、行動やイベントによって変動します。育成の結果に応じてエンディングが分岐するマルチエンディング形式が採用されており、プレイヤーの選択が物語に影響を与えます。

さらに、ゲーム中には3種類のミニゲームが収録されており、通信プレイによって友人の子猫を自宅に招待することも可能です。カメラ機能を使って子猫の名場面を撮影し、アルバムに保存することもできるなど、思い出を残す要素も充実しています。開発はエム・ティー・オーが担当し、癒しとインタラクティブ性を融合させた作品として展開されました。