BACK TO LIBRARY ARCHIVE
Article
2024/8/19

【FC】マグナム危機一髪 エンパイアシティ1931

【FC】マグナム危機一髪 エンパイアシティ1931
game-list

ゲーム情報

タイトルマグナム危機一髪 エンパイアシティ1931
ジャンルガンシューティング
パブリッシャー東芝EMI
発売日1987年12月15日[注釈 2]
対応ハードファミコン
『マグナム危機一髪 エンパイアシティ1931』は、1987年12月25日に東芝EMIから発売されたファミコン用ガンシューティングゲームで、1986年に稼働したアーケード作品『エンパイア シティ:1931』の家庭用移植版である。原作はセイブ開発が制作し、タイトーから販売された射撃ゲームで、ファミコン版はそのゲーム性をパッド操作向けに再構築した内容となっている。
舞台は禁酒法時代のニューヨーク。街を牛耳るギャングたちに命を狙われた主人公ディーンが、マグナム片手に悪党たちと戦う“ハードボイルド射撃アクション”が展開される。画面内に現れる敵を照準で捉え、発砲カウントが0になる前に撃ち倒すのが基本ルール。敵は背景のあらゆる場所から出現し、画面外にいる場合は矢印で方向が示されるため、素早い照準移動が求められる。
本作の大きな特徴は、ガンシューティングとしては珍しい**「回避」システム**の存在だ。敵の発砲に間に合わない場合、カウントが0になる瞬間に回避ボタンを押すことで攻撃を避けられる。ただし回避には弾丸を2発消費し、さらに回避中は画面が大きく隠れて照準が乱れるため、乱用はできない。敵の攻撃を避けつつ反撃するという緊張感が、本作ならではのゲーム性を生み出している。
弾丸は170発からスタートし、撃つ・回避する・敵を放置するなどの行動で減少していく。弾切れは即ミスにつながるため、木箱を撃って弾薬を補充したり、金塊を撃ってボーナスを得たりと、背景オブジェクトを活用することが重要になる。また、特定の背景を撃つと防弾チョッキが出現し、数回の被弾を無効化できる。これを入手すると難易度が大きく下がるため、出現位置を覚えることが攻略の鍵となる。
ファミコン版はアーケード版と異なり、上下スクロールを廃し、ステージ制を採用。全8ラウンドをクリアすると次の周回に入り、最終的には5周目のラウンド8で“ゲームのカギ”を入手し、最終ボスを倒すことでエンディングに到達する。ステージクリアごとにパスワードが表示されるため、長時間プレイが前提の本作でも継続しやすい設計になっている。
敵は一撃で倒せるが、倒れる途中に撃ち込むと追加点が入る“撃ち込みボーナス”が存在し、逆に人質の女性を誤射すると減点されるなど、スコアアタック的な要素も強い。最終ラウンドでは10カウント以内に一発で敵を狙撃する特殊シーンがあり、失敗するとラウンド8からやり直しになるという緊張感の高い演出も用意されている。
総じて、『マグナム危機一髪 エンパイアシティ1931』は、アーケード版の緊張感をファミコン向けに巧みに落とし込んだガンシューティングであり、回避システムや弾薬管理など、当時としては非常に独自性の高いゲーム性を持つ作品である。シビアな難易度と、背景に隠されたアイテムを探す攻略性が相まって、今なお根強いファンを持つ一本となっている。
G

GAME PON-POO

フリーランス WEBデザイナー

フリーランスのWEBデザイナー。個人サイトのひとつとして GAME PON-POOを運営。ゲームは幼い頃から好きで、広く浅くプレイしている。家庭用ゲームがメイン。ソウルライクな作品が好み。

関連動画

RELATED ARTICLES

1987年のゲーム作品一覧

最新のゲーム情報