『デッドスペース エクストラクション』は、2009年10月1日にエレクトロニック・アーツから発売されたWii対応のガンシューティングゲーム。SFサバイバルホラーの傑作として名高い『Dead Space』の前日譚を描き、惨劇の舞台となる採掘艦「USG石村」で何が起きたのか、その悪夢の始まりを追体験するレールシューター作品となっています。
物語は、惑星イージス7のコロニーで「レッドマーカー」が発見された時点から始まります。プレイヤーは、コロニーの住人や石村号の乗組員など複数の人物の視点を通して、突如発生した狂気と、異形の怪物「ネクロモーフ」の増殖によって壊滅していく地獄のような光景を目撃します。逃げ場のない閉鎖空間で、次々と仲間が倒れていく絶望感と、迫りくる死の恐怖が一人称視点でリアルに描かれます。
ゲームシステムは、自動で移動するレールシューター形式を採用していますが、ただ撃つだけではありません。シリーズ最大の特徴である「戦略的部位切断(敵の手足を撃ち落として無力化する)」がWiiリモコンのポインティング操作で直感的に行えるほか、アイテムを吸い寄せる「キネシス」や、敵の動きを遅くする「ステイシス」といった特殊能力を駆使するパズル的な要素も盛り込まれています。また、Wiiザッパーに対応しており、より臨場感のある射撃感覚を楽しむことも可能です。
Wiiというハードのイメージを覆す、容赦ないゴア表現と恐怖演出。日本国内では発売されなかった初代『Dead Space』の世界観を、日本語で、しかも体感的な操作で味わえる貴重なホラータイトルです。
『デッドスペース エクストラクション』は、2008年に海外で発売されたSFサバイバルホラーゲーム『Dead Space』の前日譚を描いたスピンオフ作品です。原作『Dead Space』は、宇宙空間で孤立した巨大採掘艦を舞台に、エンジニアのアイザック・クラークが異形の怪物ネクロモーフと戦うTPSで、その圧倒的な恐怖演出と完成度で世界的な評価を受けましたが、過激な残虐表現により当時の日本では発売が見送られました。













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