1992年12月11日にバンプレストからスーパーファミコン用ソフトとして発売された『バトルサッカー フィールドの覇者』は、サッカーゲームでありながら、同社の「コンパチヒーローシリーズ」の流れを汲むクロスオーバー作品です。ウルトラマン、仮面ライダー、ガンダム、ゴジラといった、SD(スーパーデフォルメ)化された様々なヒーローや怪獣たちが、サッカーチームを組んで激しい戦いを繰り広げます。
本作の特徴は、単なるキャラクターゲームに留まらない、育成要素を取り入れた点にあります。各キャラクターにはレベルと能力値が設定されており、試合で経験値を稼ぐことでレベルアップし、能力値も上昇します。また、各チームの選手は必殺シュートを放つことができ、ド派手な演出で試合を盛り上げます。
ゲームシステムは、ファウルの概念が存在しない、アグレッシブなプレイスタイルが推奨されるものとなっています。スライディングやタックル、そして必殺シュートの使用によって選手の体力が消耗していくため、戦略的な選手交代が重要になります。ゴールキーパーに関しては、フィールドプレイヤーとの直接交代はできませんが、控え選手にキーパーキャラクターがいる場合は交代可能です。さらに、控えのキーパーはゴールキーパー以外のポジションでも出場でき、必殺シュートも使用できるという、ユニークな仕様となっています。
ゲームモードは、トーナメントモードとエキシビジョンモードの2種類が用意されています。使用できるチームは、「ウルトラヒーローズ」「仮面ライダーズ」「グレートガンダムズ」「ゴジラファイターズ」「シャドークラッシャーズ」「モビルバスターズ」「ビッグビースターズ」「キングソルジャーズ」の8チームです。
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