『ライズオブザロボット2』は、1996年にアクレイムジャパンよりPlayStationおよびセガサターン向けに発売された3D格闘アクションゲームです。前作『ライズオブザロボット』の続編であり、ロボット同士の対戦をテーマにしたSF格闘作品です。使用可能キャラクターは18体に増加し、各機体には固有の必殺技とカラーエディット機能が搭載されています。海外版タイトルは『Rise 2: Resurrection』で、北米PS版のみタイトル表記が異なります。

本作では、相手の必殺技を奪う「ターミネーション攻撃」や、ゲージ消費による「スーパースペシャル」、敵のパーツを引き抜いて武器化する「切断攻撃」などの新システムが導入されています。ただし、これらの特殊技は説明書に記載されておらず、発動条件も不明瞭な点が多く存在します。また、キャラクターのカラーエディットは256色から選択可能で、慣性による微調整が必要な独特の操作性を持ちます。

ゲームは1種類のエンディングのみが用意されており、ラスボス「スーパーバイザー」を倒すことで終了します。BGMにはQueenのギタリストBrian Mayによる楽曲「Cyborg」が使用されており、CDとして再生可能な仕様です。一部キャラクターには完全無敵技が存在するなど、バランス面に課題があり、国内外で「クソゲー」として評価される傾向があります。開発元のMirage Technologiesは本作の翌年に廃業しています。