『レンドフルール』は、2015年8月20日にアイディアファクトリー(オトメイト)よりPlayStation Vita専用ソフトとして発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲーム。 2019年4月25日にはNintendo Switch版が登場し、より快適な環境で楽しめる移植版として展開されています。

舞台は女神の依代「レーヌ」と4人の騎士が世界を支える天上の聖域。主人公ヴィオレットは新たなレーヌとして選ばれますが、騎士たちは彼女との関わりを拒絶していました。世界を維持する力「グラース」の供給を再開させるため、ヴィオレットは彼らと絆を結び直すことを使命とします。

本作の特徴は「ラヴィール」と呼ばれる対話バトルシステムです。会話中に制限時間付きの選択肢やコマンド入力を行い、相手の心を揺さぶりながら説得を進めます。緊張感ある駆け引きが物語の分岐を左右し、使命と恋の間で揺れる主人公の選択がプレイヤーに委ねられています。

『レンドフルール』は完全オリジナルの乙女ゲームであり、オトメイトの新規タイトルとして制作されました。従来の選択肢型ADVに対話バトルを組み込むことで、物語の緊張感とプレイヤーの没入感を高めた意欲作です。

レンドフルール