1989年にコナミ(現・コナミアミューズメント)からアーケードゲームとして登場した『クォース』は、固定画面シューティングとパズルゲームという、一見すると相容れない要素を融合させた意欲作です。ゲームのルールはパズルゲームでありながら、操作方法はシューティングゲームという、他に類を見ないゲーム性が特徴です。
プレイヤーは、画面上部から迫りくるブロックに対し、自機から発射するブロックをぶつけます。ブロック同士が接触し、等辺形状を形成すると消去できるという、シンプルながら奥深いゲームシステムが採用されています。
また、月世界旅行を彷彿とさせるルネサンス調のグラフィックや、独特のメロディーを奏でるテクノ調のBGMも、ゲームの雰囲気を盛り上げています。アーケード版では「前代未聞のシューティングパズル」というキャッチコピーが用いられ、その斬新さをアピールしていました。
『クォース』は、ファミリーコンピュータにも移植されており、1990年4月13日に発売されました。
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