『GANTZ -the Game-』は、2005年3月17日にKONAMIからPlayStation 2向けに発売された3Dアクションゲームで、奥浩哉による人気漫画『GANTZ』を題材としています。プレイヤーは、死後に謎の黒い球「GANTZ」によって呼び出された登場人物たちを操作し、異星人との過激な戦闘に挑みます。

ゲームは原作の「仏像星人編」までのストーリーをベースに展開され、トゥーンシェーディングによるグラフィックで独特の世界観を再現。プレイヤーは玄野計や加藤勝、小島多恵などのキャラクターを操作し、Xガンやガンツスーツなどのアイテムを駆使して戦います。戦闘は三人称視点のシューティング形式で進行し、RPG要素も一部導入されています。

本作には「フリープレイモード」「ミニモード」「マガジンブラウザ」「ガンツランキング」などの追加要素があり、シナリオの進行度に応じて特典映像やキャラクターの使用権が解放される仕組みも搭載。原作の緊張感とバイオレンス描写を忠実に再現した、ファン向けの作品です。

『GANTZ』は、2000年より『週刊ヤングジャンプ』で連載された奥浩哉によるSFサスペンス漫画。交通事故で死亡した主人公・玄野計が、謎の球体「GANTZ」によって異星人との戦闘に巻き込まれるという過激な設定で話題を呼び、アニメ化・映画化もされた。生と死、暴力と倫理を問う重厚なテーマと、スタイリッシュなアクション描写が特徴。