『輝く季節へ』は、1999年4月1日にKIDよりPlayStation向けに発売された恋愛アドベンチャーゲームで、1998年にPCで発売された『ONE 〜輝く季節へ〜』の移植作品です。死別や喪失をテーマに、少年と少女たちの心の交流を描いています。

プレイヤーは、主人公・浩平として、日常の中に現れる“もうひとつの世界”と向き合いながら、複数のヒロインたちと関係を築いていきます。物語は選択肢によって分岐し、各ヒロインごとに異なるエンディングが用意されています。舞台は神奈川県藤沢市をモデルにした街で、現実と幻想が交錯するような演出が特徴です。

本作は、Keyブランドの前身であるTacticsブランドからリリースされた作品で、のちの『Kanon』や『AIR』に通じる“泣きゲー”の原点とされています。PlayStation版では一部演出やシナリオが調整されており、家庭用ゲーム機向けに最適化されています。

『ONE 〜輝く季節へ〜』は、1998年5月29日にTacticsよりPC向けに発売された恋愛アドベンチャーゲームです。シナリオは麻枝准、久弥直樹らが手がけ、幻想的な世界観と切ないストーリー展開が話題を呼びました。のちにKeyブランドの礎となり、“泣きゲー”というジャンルを確立する先駆けとなった作品です。