『後夜祭』は、1999年に翔泳社から発売されたPlayStation用の恋愛シミュレーションゲームです。副題は「a sherd of youthful memories」で、学園祭の準備から後夜祭までの1か月間を舞台に、クラスメートとの交流を通じて親密度を高めていく構成となっています。プレイヤーは学園祭実行委員長として、模擬店・お化け屋敷・人力飛行機のいずれかを選び、クラス全体で準備を進めながら物語を展開します。
登場キャラクターは女性5人・男性3人で構成されており、女性キャラクターとのエンディングは恋愛ルート、男性キャラクターとのエンディングは友情ルートとして分岐します。舞台は鎌倉市で、プレイ期間は10月4日から11月3日まで。平日は「昼休み」「放課後」「下校」、休日は「デート」などのイベントが発生し、好感度や疲労度などのパラメーター管理が求められます。
本作の特徴として、会話中にタイミングよく「相槌」や「否定」ボタンを押すことで対応が変化する「R.E.S.(レスポンス)システム」が導入されています。キャラクターデザインは美樹本晴彦が担当し、声優陣には川澄綾子、坂本真綾、三木眞一郎、置鮎龍太郎などが起用されています。2002年にはサクセスから廉価版が発売され、2008年にはゲームアーカイブスで配信されました。
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