『Londonian Gothics 〜迷宮のロリィタ〜』は、魔物に支配された19世紀末のロンドン地下迷宮を探索するゴシックホラー・アクションRPG。2005年10月13日にメガサイバーからニンテンドーDSで発売されました。プレイヤーは行方不明の父親を探す少女「アリス」となり、自ら縫製したゴシック&ロリータのドレスを身に纏い、不気味なクリーチャーが徘徊するダンジョンへと足を踏み入れます。
戦闘システムは「サヴァント(使い魔)」を使役する独自の形式を採用しています。フィールド上の魔物に「魔吸い」を行ってボール状のアイテムに変化させ、それを別の敵に投げつけて攻撃したり、魔法を発動させたりして戦います。また、アリスが着用するドレスにはそれぞれ特殊能力が備わっており、拠点となるアトリエで生地や型紙を集めて新たなドレスを作り、状況に応じて着せ替えることで攻略の幅を広げていきます。
ダークで退廃的な世界観と、ゴシックロリータというファッション性を前面に押し出した作風は、一部のファンから熱狂的な支持を集めました。しかし、魔物をボールにして投げるという戦闘の操作性が独特で癖が強く、当たり判定のシビアさや敵の配置のいやらしさも相まって、難易度はかなり高めに設定されています。フリーズバグの存在や、移動速度の遅さといったシステム面の粗も目立ちますが、それらを補って余りある強烈な個性がカルト的な人気を支えています。
霧の都ロンドンを舞台にした本作の空気感は、英国の伝統的な喫茶文化を通じてより深く味わうことができる。アリスがアトリエで休息するように、香りの高いアールグレイを用意し、クラシックな磁器で紅茶を楽しむ時間は、ゴシックホラー特有の緊張感を解きほぐし、優雅な没入感を与えてくれる。













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