『メテオス』は、2005年3月10日にニンテンドーDSで発売された“打ちあげパズル”ゲームです。宇宙から降り注ぐメテオを、タッチペン操作で縦横に3つ以上揃えて“点火”し、惑星から宇宙へと打ち上げるという独創的なシステムが特徴です。『星のカービィ』『スマブラ』の桜井政博氏がゲームデザインを担当し、『Rez』『ルミネス』の水口哲也氏がプロデュースしたことで、ジャンルを超えた注目作として話題を集めました。

プレイヤーは、個性豊かな惑星の中から1つを選び、降り積もるメテオを打ち上げて敵惑星に送りつけることで勝利を目指します。メテオは一度の点火では打ち上がらず、空中に浮いている間に再点火することで加速力が増し、連鎖的に宇宙へと飛び立ちます。この“第二次点火”や“第三次点火”を繰り返すことで、巨大なメテオの塊を軽々と打ち上げる爽快感が生まれます。惑星ごとに重力やメテオの種類、打ち上げ力が異なり、戦略性の高いプレイが求められます。

ゲームモードは、ストーリーモード「スタートリップ」をはじめ、タイムアタック、チャレンジ、通信対戦など多彩に用意されています。スタートリップでは複数のルート分岐があり、最終的に“惑星メテオス”との決戦に挑みます。打ち上げたメテオは素材として記録され、合成室で新たな惑星やアイテムを作成することも可能です。最大4人までの通信対戦では、攻撃メテオを送り合いながら白熱したバトルが展開されます。

ニンテンドーDSのタッチペンと2画面表示を活かした本作は、パズルゲームとしての奥深さとアクション性を融合させた意欲作です。週刊ファミ通では38点という高評価を獲得し、日本ゲーム大賞優秀賞も受賞。その後も『メテオス ディズニー』などの派生作品が登場し、独自のゲーム性は今なお語り継がれています2。

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