『俺に働けって言われても』は、2012年4月24日にイースマイルよりPlayStation Portable向けに配信されたダウンロード専用の経営シミュレーションRPGです。プレイヤーは「引きこもり主人公」となり、外に出ることなく生活費を稼ぐために冒険者を雇い、ダンジョンへ派遣して得た素材を売却して生計を立てていきます。戦闘や探索は完全に間接操作で進行し、プレイヤー自身が直接戦うことは一切ありません。

主人公が管理するのは、派遣スケジュールの調整、冒険者の雇用・解雇、装備品の開発や販売、資金管理、拠点の拡張といった業務全般。冒険者はレベルアップに応じて給料アップを要求し、無理をさせすぎると疲弊してリタイアするなど、細かいマネジメントが求められます。生活費の大部分は毎月の家賃で占められており、これを滞納すると即ゲームオーバー。クセは強いが、放置・自動進行型のシステムにハマれば中毒性は高く、「引きこもりの理想と現実」を皮肉めいて表現した作品としても知られています。

初作はそのアイデアとバランスで話題を呼び、後年以下のようなバージョンアップや続編が展開されました。