『グリザイアの楽園 -LE EDEN DE LA GRISAIA-』は、訳ありの少女たちが集う学園を舞台にしたサスペンスアドベンチャー『グリザイア』シリーズの完結編となる作品。2014年12月11日にプロトタイプからPlayStation PortableおよびPlayStation Vitaで発売されました。その後、2019年11月07日にはシリーズ3部作を一本にまとめた『グリザイアの果実・迷宮・楽園 フルパッケージ』がNintendo Switchで発売されています。物語は、前作『グリザイアの迷宮』の直後から始まり、テロリストによって連れ去られた主人公・風見雄二を奪還するため、美浜学園のヒロインたちが国境を越えた救出作戦を決行する「ブランエールの種」編を中心に展開されます。
ゲームプレイは、テキストを読み進めながら選択肢を選んで物語を進行させるオーソドックスなビジュアルノベル形式です。本作は大きく分けて、シリーズの結末を描くメインシナリオ「ブランエールの種」、雄二が美浜学園に転入する直前の出来事を描いた前日譚「プロローグ」、そしてコミカルなショートストーリー集の3つのパートで構成されています。プレイヤーはそれぞれのシナリオを通じて、過酷な運命に翻弄されるキャラクターたちの過去と現在、そして未来を見届けることになります。
本作は、渡辺明夫氏とフミオ氏が手掛ける美麗なキャラクターデザインと、シリアスな軍事サスペンス要素を含んだ重厚なシナリオが特徴です。家庭用版への移植にあたり、PC版と同等の高解像度グラフィック(Vita/Switch版)や、タッチスクリーン操作への対応、さらには色合い調整機能などが実装されています。個別のキャラクターソングや豪華声優陣によるフルボイス演出が物語を彩り、シリーズを通して描かれてきた謎や伏線がすべて回収されるカタルシスを味わえる集大成となっています。
原作を手掛けたFrontWingは、本作を含むグリザイアシリーズでアニメ化も果たすなど大きな成功を収めました。キャラクターデザインの渡辺明夫氏は『化物語』シリーズなどでも知られる人気クリエイターです。シリーズの壮大な物語やキャラクターたちの詳細な設定に興味を持った方は、テレビアニメ版のBlu-rayや、公式ビジュアルファンブックなどを参照することで、作品世界をより深く楽しむことができます。













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