『グリザイアの迷宮 -LE LABYRINTHE DE LA GRISAIA-』は、美浜学園の生徒たちが抱える事情と、主人公・風見雄二の壮絶な過去を描くビジュアルノベル。2014年10月30日にプロトタイプからPlayStation PortableおよびPlayStation Vitaで発売されました。その後、2019年11月07日にはシリーズ3部作を一本にまとめた『グリザイアの果実・迷宮・楽園 フルパッケージ』がNintendo Switchで発売されています。本作は、前作『グリザイアの果実』の続編にあたり、前作の各ヒロインルートのその後を描いた「アフターストーリー」5本と、主人公の生い立ちから学園転入までを描くメインシナリオ「カプリスの繭」、さらにコミカルなショートストーリー集などが収録されています。

ゲームプレイは、トップメニューからプレイしたいシナリオを選択して読み進める形式で進行します。「カプリスの繭」は選択肢のない一本道のシナリオとして構成されており、主人公が語る過去の記憶を映画のように鑑賞するスタイルが採用されています。一方、「アフターストーリー」では、前作で結ばれたヒロインとの甘い日常や、新たな問題に立ち向かう姿が描かれます。PSP/Vita版では、PC版のグラフィックが高解像度化されたほか、タッチスクリーン操作(Vita)やスクリーンショット機能、ボイスのバックログ再生といった快適なシステムが実装されています。

本作は、渡辺明夫氏とフミオ氏による美麗なキャラクターデザインと、シリアスからコメディまで振り幅の大きいシナリオが特徴です。特に「カプリスの繭」では、主人公が幼少期に受けた虐待やテロリストとしての活動、そして師匠・日下部麻子との出会いと別れといった、人格形成に関わる重要なエピソードが詳細に語られます。前作では謎に包まれていた主人公の背景が明かされることで、シリーズ全体の物語に深みを与え、完結編である『グリザイアの楽園』へと繋がる重要な架け橋としての役割を果たしています。

原作を手掛けたFrontWingは、本作を含むグリザイアシリーズでアニメ化も果たすなど大きな成功を収めました。キャラクターデザインの渡辺明夫氏は『化物語』シリーズなどでも知られる人気クリエイターです。シリーズの壮大な物語やキャラクターたちの詳細な設定に興味を持った方は、テレビアニメ版のBlu-rayや、公式ビジュアルファンブックなどを参照することで、作品世界をより深く理解することが可能です。

グリザイアの迷宮 (アニメBlu-ray)

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