『下天の華 夢灯り』は、2014年3月20日にコーエーテクモゲームスから発売されたPlayStation Portable向けの恋愛アドベンチャーゲームで、『下天の華』の続編にあたるネオロマンス戦国シリーズ第2作です。

前作の本能寺の変から一年後、再び安土城に戻った主人公が、信長の遺志を継ぐ者たちとともに新たな陰謀に立ち向かう物語が描かれます。プレイヤーは再びくのいちとして潜入任務に就きながら、信長の遺志を巡る新たな戦乱の渦に巻き込まれていきます。攻略対象キャラクターは前作の6名に加え、新たに「百地尚光」「織田信行」「竹中半兵衛」「黒田官兵衛」の4名が追加され、計10名との恋愛が可能となりました。

本作では「恋愛ルート」と「任務ルート」の2軸構成が採用され、プレイヤーの選択によって物語の焦点が大きく変化します。さらに、前作のセーブデータを引き継ぐことで特別なイベントが発生する連動要素や、新規イベントCG・ボイス・楽曲の追加など、演出面も強化されています。戦国時代の緊張感と恋愛の機微が交錯する構成はそのままに、より深く、より多彩な物語体験が可能となっています。

『下天の華』は2013年にコーエーテクモゲームスより発売された女性向け恋愛アドベンチャーゲームで、伊賀のくのいちが織田信長の妹姫として安土城に潜入し、密命と恋愛を両立させる物語が描かれます。2013年には講談社「ARIA」にて漫画版も連載されました。