『SNOW BOUND LAND』、2013年11月21日にアイディアファクトリー(オトメイト)から発売されたPlayStation Portable対応の女性向け恋愛アドベンチャーゲーム。アンデルセン童話「雪の女王」をモチーフに、呪いによって心を閉ざしてしまった青年を救うため、白銀の世界を旅するファンタジー作品となっています。
物語の主人公ゲルダ(名前変更可能)は、平和な村で幼馴染のカイたちと穏やかに暮らしていましたが、ある日手に入れた「願いを叶える鏡」が割れたことをきっかけに、仲間たちと共に呪いを受けてしまいます。鏡の破片によって心を凍らされ冷酷な性格へと変貌したカイや、触れるものを腐らせる呪いを負った友人たちを救うため、彼女は鏡の持ち主である「雪の女王」が住む白の世界を目指して旅立ちます。
ゲームは、赤、黄、緑といった色彩豊かな世界を巡りながら進行し、旅の過程で仲間との絆や成長が描かれます。紫あや氏による透明感あふれるイラストが、美しくも過酷な雪の世界を幻想的に彩っており、呪いによって拒絶されながらも諦めずに愛を伝え続ける主人公のひたむきな姿が涙を誘います。
凍てついた心を愛の力で溶かすことができるのか。童話のような優しさと、痛みを伴うシリアスな展開が融合した、冬にぴったりの純愛ストーリーです。
本作は、オトメイトから発売された完全オリジナル作品です。ハンス・クリスチャン・アンデルセンによる童話『雪の女王』をモチーフとしており、鏡の破片によって変貌するカイや、彼を救うために旅をするゲルダという原作の骨子を活かしつつ、乙女ゲームとしての独自の恋愛ドラマを構築しています。












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