『恋花デイズ』、2013年6月20日にアイディアファクトリー(オトメイト)から発売されたPlayStation Portable対応の恋愛ガーデニングシミュレーションゲーム。園芸専門学校を舞台に、花を育てる喜びと、個性的な男子生徒たちとの甘酸っぱい青春を描いた、温かくも賑やかな学園生活作品となっています。
物語は、祖父の影響で花が好きになった主人公・美咲花(名前変更可能)が、園芸のエキスパートを育成する「鈴ノ森学園」へ転入するところから始まります。彼女は転入早々、理事長から託された「謎の種」を育て、伝統あるフラワーショーで優勝することを目指します。同じ志を持つ仲間やライバルたちと切磋琢磨し、植物と共に自分自身も成長しながら、やがて大輪の「恋の花」を咲かせていく過程が描かれます。
本作の大きな特徴は、実際に庭で植物を育成する「ガーデニングパート」が物語の進行と連動している点です。水やりや肥料といった世話を通じて育てた花は、気になる彼へのプレゼントにしたり、コンテストへの出展作品としたりすることができ、育成の成果が恋愛の進展やエンディングに直結します。また、登場人物には「ライバル関係」が設定されており、三角関係のようなイベントが発生するなど、学園ものらしいドラマチックな展開も用意されています。
花言葉や育成の知識も自然と身につくシステムとなっており、ガーデニングの楽しさと恋のときめきを同時に味わえる、癒やし要素満載の一作です。
本作は、オトメイトから発売された完全オリジナル作品です。キャラクターデザインに平野克幸氏を起用し、園芸専門学校という珍しい舞台設定と、シミュレーション要素を取り入れたゲームシステムで話題となりました。モバイルゲーム『セフィロト〜時の世界樹〜』などにもキャラクターが登場しています。












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