『AKB1/149 恋愛総選挙』は、2012年にバンダイナムコゲームスより発売された恋愛アドベンチャーゲームであり、AKB48グループのメンバー149人が登場する実写映像を用いた大規模タイトルです。本作は、AKB48・SKE48・NMB48・HKT48の4グループを対象に、プレイヤーが「推しメン」1人を選ぶために148人を振っていくという構成で、シリーズ第3作にあたります。企画は秋元康が監修し、ギネス世界記録「最も多くの歌手が収録されたビデオゲーム」にも認定されています。

ゲームは、電話・メール・着信履歴などを通じてメンバーと接触し、デートイベントを重ねて好感度を上げていく形式です。選択肢によって好感度が変動し、誤った選択をするとメンバーが脱落する仕組みとなっています。告白イベントはフルムービーで構成されており、ウェディングドレスやヘリポートなど多彩なシチュエーションが用意されています。メンバーの映像・写真・ボイスはすべて新規収録されており、シリーズ最大の収録量を誇ります。

対応機種はPlayStation Portable、PlayStation Vita、PlayStation 3の3プラットフォームで、PSP版はUMD2枚組、PS Vita版は専用カード、PS3版はBlu-ray Discで提供されました。ゲーム内にはトレーディングカード収集、音楽プレイヤー、フォトクロック、メッセージフォトなどのサブコンテンツも搭載されており、やり込み要素も充実しています。PS Vita版では初回限定生産の「誰得BOX」が発売され、各グループのスペシャル映像DVDや水着フォトブックなどが同梱されました。