『スクール・ウォーズ』は、銃火器の携帯が許可された特殊な進学校を舞台に、硝煙と恋の火花が散る危険な日常を描く学園恋愛アドベンチャーゲーム。2012年12月20日にQuinRoseからPlayStation Portableで発売されました。その後、2013年06月27日にはアフターストーリーを描くファンディスク『スクール・ウォーズ 〜卒業戦線〜』が発売され、2015年05月28日には本編とFDをセットにした『スクール・ウォーズ 〜全巻パック 本編&卒業戦線〜』がPlayStation Vitaで発売されています。物語は、主人公が通う女子校が放火により全焼し、隣接する男子校と合併するところから始まります。そこは、富裕層の子女が身を守るために武装し、学園内のトラブルを武力で解決することが日常茶飯事となっている、規律ある戦場のような場所でした。

ゲームプレイは、テキストを読み進めながら選択肢を選んで物語を分岐させるオーソドックスなノベル形式で進行します。主人公は「生徒会」に所属し、個性的な役員たちと共に学園の治安維持活動や行事の運営に奔走します。選択肢によって、生徒会長や風紀委員長、あるいは敵対する組織のリーダーといった攻略対象キャラクターとの親密度が変化し、共に戦場を駆け抜ける相棒としての絆や、命懸けの状況下で芽生える恋愛関係が描かれます。Vita版では、高解像度化されたグラフィックに加え、タッチスクリーン操作への対応やシナリオ・CGの追加が行われており、より鮮明にスリリングな学園生活を体験することが可能です。

本作は、QuinRose作品特有の「殺伐とした世界観」と「たくましい主人公」が特徴です。ヒロインは護衛されるだけのか弱い存在ではなく、自らも銃を取り、前線で指揮を執る実力者として描かれています。登場人物たちは皆、裏社会や軍事企業と関わりを持つなど一癖も二癖もあり、甘い学園ラブコメディの皮を被りながら、裏切りや謀略が渦巻くハードボイルドなドラマが展開されます。

開発元のQuinRose(クインロゼ)は、ファンタジーや童話をモチーフにしつつも、現実的でシビアな設定を盛り込んだ乙女ゲームで人気を博しました。本作のような「銃と制服」という組み合わせや、戦うヒロインの物語に惹かれた方は、トニー・スコット監督の映画『ドミノ』や、ガンアクション映画の名作を鑑賞することで、硝煙の匂いが漂うスタイリッシュな世界観をより深く楽しむことができます。

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