『ジェネレーション オブ カオス 6』、2012年6月28日にアイディアファクトリーから発売されたPlayStation Portable対応のシミュレーションロールプレイングゲーム。アイディアファクトリーとスティングの提携ブランド「スーパースティング」の第1弾として開発され、従来のシリーズからゲームシステムを大胆に一新した意欲的な作品となっています。

物語の舞台は、灰色の空と乾いた大地が広がる「冥界」と呼ばれる世界です。首に奇妙な蝶のタトゥーを持ち、生きながらにして呪われている妹ユーリと、錬金術師として彼女を守りながら治療法を探す兄クロード。二人の兄妹は、忌み嫌われる存在として世界中から追われながらも、過酷な運命に抗うための旅を続けます。退廃的でダークな世界観の中、兄妹の絆と、彼らを取り巻く勢力との争いがシリアスなタッチで描かれます。

ゲームシステムは、シリーズ伝統の30対30の集団戦闘や国盗り要素を廃止し、スティングが得意とする戦略性の高い少人数バトルへと刷新されました。タイミングよくボタンを押すことで攻撃がつながる「カオスアタック」や、強力な召喚獣を呼び出す「サモン」といった新要素が、戦闘にリズムと爽快感をもたらしています。また、ユニットを装備品のように扱うユニークなシステムも搭載され、戦略の幅が広がっています。

7年ぶりのナンバリングタイトルとして、過去作の枠にとらわれない新たな挑戦が詰め込まれており、切なくも美しい兄妹の逃避行を通じて、全く新しい『ジェネレーション オブ カオス』の世界を体験することができます。

本作は、アイディアファクトリーの看板タイトル『ジェネレーション オブ カオス』シリーズのナンバリング第6作目です。開発に『ユグドラ・ユニオン』などで知られるスティングが参加したことで、シリーズの特徴であった国盗り要素や大人数バトルを一新し、スティングらしい独自性の強いシステムが採用されました。世界観は従来の「ネバーランド」の一部ですが、ストーリーや設定は独立しており、単体で楽しめる構成になっています。

ジェネレーション オブ カオス