『華鬼 〜夢のつづき〜』、2012年3月22日にアイディアファクトリー（オトメイト）から発売されたPlayStation Portable対応の女性向け恋愛アドベンチャーゲーム。鬼の花嫁として刻印を刻まれた少女と、美しき鬼たちとのその後を描く、甘く穏やかなファンディスク作品となっています。
本作は、前作『華鬼 〜恋い初める刻 永久の印〜』のハッピーエンド後を舞台に、苦難を乗り越え結ばれた二人のかけがえのない日々が綴られます。敵対していた鬼頭の花嫁選びも決着し、平穏を取り戻した学園で、恋人同士としての甘いエピソードや、新たな問題に立ち向かう姿が描かれます。
物語は、攻略キャラクターたちとの後日談「花嫁抄」、その後のデートイベントを楽しめる「蜜月譚」、そして「もし誰の花嫁にもならなかったら」というifの展開を描く「雛の宴」などで構成されています。「雛の宴」では、本編では結ばれることのなかったキャラクターとの逆ハーレム的な状況や、彼ら視点での心情を描く「恋歌想起」も楽しむことができ、より多角的に作品世界を堪能できる内容になっています。
殺伐とした前作とは打って変わり、愛される喜びと平穏な日常に焦点を当てた本作。過酷な運命を戦い抜いたプレイヤーへのご褒美とも言える、優しく甘い夢の続きがここにあります。
本作は、梨沙による人気小説『華鬼』を原作としたゲームのファンディスクです。原作は、伝説の鬼が生きる現代日本を舞台に、鬼の頭「鬼頭」の花嫁として選ばれた少女・神無と、彼女を取り巻く鬼たちの愛憎劇を描いた伝奇ファンタジーです。Web小説から人気に火がつき、書籍化、映画化、舞台化と多角的に展開されました。ゲーム版では原作のダークな雰囲気を再現しつつ、オリジナルの展開や恋愛描写が強化されています。
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