『ジョーカーの国のアリス 〜Wonderful Wonder World〜』は、童話の世界をモチーフにしつつも銃撃戦が日常茶飯事という危険な世界で、嘘と真実が交錯する恋愛模様を描くファンタジー・恋愛アドベンチャーゲーム。2011年10月27日にQuinRose(クインロゼ)からPlayStation Portableで発売されました。

本作は、人気乙女ゲーム『ハートの国のアリス』シリーズの第3作目にあたります。今回の舞台は、すべての季節がデタラメに変化する「エイプリル・シーズン(嘘つきの季節)」。突如として現れた「サーカスの森」と「監獄」を中心に、物語が展開します。主人公のアリスは、前作までの住人たちとは「友人関係」にある状態からスタートしますが、この奇妙な季節の影響で、彼らとの関係にも変化が生じます。

最大の特徴は、新キャラクターである「ジョーカー」の存在です。彼はサーカスの団長としての陽気な一面と、監獄の所長としての冷酷な一面を併せ持ち、主人公を「迷子」として執拗に追いかけます。ゲームシステムはターン制のアドベンチャー形式を採用しており、マップ上のキャラクターを訪問してイベントを進めますが、ジョーカーとのミニゲーム(トランプやブラックジャック)に勝利することで、強制的に季節を変更できる要素が追加されています。楽しくも不穏なサーカスの裏で進行する、シリーズ屈指のシリアスでミステリアスなシナリオが展開されます。

本作はシリーズの中でも特に「変化」と「停滞」というテーマを深く掘り下げており、主人公の精神的な揺らぎが丁寧に描かれています。ゲーム内のシナリオだけでも十分楽しめますが、コミカライズ版を読むことで、各キャラクターの視点や、ゲームでは描ききれなかった細かな心理描写を補完することができます。ここでは、藤丸豆ノ介氏による漫画版を紹介します。原作の雰囲気を忠実に再現したアートワークと共に、不思議の国の不条理な魅力を再確認してみてください。
ジョーカーの国のアリス [コミック]

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