『神なる君と』、2011年10月20日にアイディアファクトリー(オトメイト)から発売されたPlayStation Portable対応の“恋”と“願い”のアドベンチャーゲーム。ある日突然「神様」になってしまった女子高生が、人々の願いを叶える中で自身の運命と向き合い、彼女を支える男性たちとの切なくも温かい絆を紡ぐ和風ファンタジー作品です。

物語の舞台は、どこにでもある田舎町の小さな神社です。ごく普通の高校生活を送っていた主人公・神木咲耶は、ある日突然、神社の神様として選ばれ、「現人神(あらひとがみ)」としての責務を負うことになります。神社の跡取りである幼馴染や、ミステリアスな生徒会長、学校に住み着く幽霊といった個性的な仲間たちに支えられながら、彼女は人々の願いに耳を傾け、奇跡を起こすために奔走します。

本作は「秋」をテーマにしており、夕暮れの教室や紅葉に彩られた神社など、ナガオカ氏の手による透明感あふれる美麗なグラフィックが物語を彩ります。神様としての力を使うことの代償や、過去から続く因縁、そして人間と神という立場の違いに悩みながらも、互いに想いを通わせていく純愛ストーリーが展開されます。

優しくて、どこか懐かしい。秋の澄んだ空気のように心に染み入る、静かで美しい恋の物語を楽しむことができます。

本作は、オトメイトから発売された完全オリジナル作品です。『CLOCK ZERO 〜終焉の一秒〜』などで知られるイラストレーター・ナガオカ氏を原画に起用し、「秋」をテーマにした情緒あふれる世界観と、神様と人間というファンタジックな設定を組み合わせた純愛アドベンチャーとして制作されました。

神なる君と