『龍刻 RYU-KOKU』は、2006年にKIDよりPlayStation 2向けに発売された伝奇恋愛アドベンチャーゲームです。主人公・水内ツカサは、前世の記憶に起因する夢に悩まされながら、妖(あやかし)との戦いに巻き込まれていきます。物語は現代日本を舞台に、守護神の力を持つヒロインたちとの関係性を軸に展開され、和の要素を取り入れた演出が特徴です。

ゲームはノベル形式で進行し、選択肢によって物語が分岐します。攻略対象は水乃内美流、笠木アイナ、玖印ともか、安部セツナ、天咲の5名で、それぞれに複数のエンディングが用意されています。主人公以外はフルボイス仕様で、演出面では縦書きテキストや動きのあるCGなどが採用され、視覚的な工夫が施されています。音楽には笛や三味線などの和楽器が使用され、作品の世界観を強調しています。

本作は2011年にサイバーフロントよりPlayStation Portable版も発売されており、画面比率の変更や一部操作系の調整が加えられています。限定版にはドラマCDや冊子「ドラゴン・タイムズ」が同梱されており、関連商品としてビジュアルガイドブックや音楽CDも展開されています。