『AKB1/48 アイドルと恋したら…』は、人気アイドルグループAKB48を題材にした恋愛シミュレーションゲームであり、2010年12月23日にPlayStation Portable向けに発売されました。プレイヤーは、48人のメンバー全員から好意を寄せられた状態でゲームを開始し、最終的に1人の「推しメン」を選ぶまで、他の47人を振っていくという独自のコンセプトが採用されています。ゲーム内では、実写スチル写真や告白ムービーを用いた演出が展開され、メンバーごとに異なるシナリオが収録されています。

ゲームシステムは、電話やメールを通じてメンバーとデートを重ね、選択肢によって好感度が変動する構成です。好感度が最大になると「神告白イベント」が発生し、承諾すればハッピーエンド、拒否すればバッドエンドとなります。イベントはフルボイスで進行し、スチル写真は1万枚以上、告白ムービーは合計80分以上が収録されています。また、ゲーム内で取得したトレーディングカードはアルバム機能で閲覧可能で、アドホック通信によるカード交換にも対応しています。

本作は通常版のほか、未収録映像UMDビデオや生写真、メイキングDVDなどを同梱した初回限定生産版・期間限定生産版・Premier Special Packが発売されました。CEROレーティングは「12歳以上対象」で、AKB48のプロデューサー秋元康氏が企画発案を担当しています。ゲームはアートディンクが開発し、バンダイナムコゲームスが発売元となっています。