『PROJECT CERBERUS』は、PC向けのアドベンチャーゲーム『LOSTCHILD』の世界観を受け継ぎ、新たな視点で再構築された2D対戦格闘ゲームです。「ヒーローになりたかった人に捧ぐ物語」というキャッチフレーズのもと、謎の怪物に襲われ瀕死の重傷を負った主人公が、謎の少女と契約を交わして融合変身(コンセプション)を果たし、巨大企業「クサナギ」との過酷な戦いへと巻き込まれていくダークなストーリーが展開されます。

戦闘は、弱・中・強の攻撃に特殊攻撃を加えた4ボタンに加え、戦局を左右するモード切り替え用の「クレイモア」ボタンを駆使するシステムを採用しています。エーテルゲージを消費して自身の戦闘スタイルを切り替え、コンボを繋ぎながら一撃必殺の大技「アーティファクトブレイク」を狙うなど、格闘ゲームの基本となる駆け引きと独自の切り替えシステムが融合。プレイヤーの操作技術と的確な状況判断がダイレクトに勝敗を分ける、ストイックな対戦を楽しめます。

アーケード向けの開発基板「NAOMI2」で制作が進められていたものの、稼働中止を経てPSP専用ソフトとしてリリースされた特異な経緯を持つタイトルです。携帯機への展開に伴い、原作である『LOSTCHILD』の物語を数時間にわたって追体験できるストーリーモードが新たに搭載されました。アドホック通信を利用した対戦機能も備わっており、手軽に持ち運べる対戦ツールとして、また原作の世界観を掘り下げるファンアイテムとしての役割を果たしています。

美少女ゲーム市場で話題を集めたダークファンタジー作品を、アーケード展開を視野に入れた本格的な格闘ゲームとしてスピンオフ化するという、2000年代後半特有の野心的なクロスオーバー文化を象徴するタイトルです。開発はシューティングゲームで知られるマイルストーンが担当し、BGMにはネット上で絶大な人気を誇った「埼玉最終兵器」氏を起用。さらに、第一線で活躍する豪華男性声優陣をキャスティングするなど、PCゲームやネット発のカルチャーをコンシューマー市場へと持ち込もうとした過渡期のエネルギーを色濃く残しています。

PROJECT CERBERUS

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