『ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュ123!!』は、サンリオのメディアミックスプロジェクト「ハローキティといっしょ!」を題材にしたブロック崩しゲーム。2010年7月15日にドラスからPlayStation Portableで発売されました。
キティちゃんを愛する少女「超キティラー」たちが主役となり、okama、KEI、黒星紅白、POP、小梅けいとといった著名イラストレーター陣がキャラクターデザインを担当しています。プレイヤーは各キャラクターのステージを攻略し、ご褒美として開放される美麗なイラストやボイスを集めて「時計付きカレンダー」を作成・鑑賞することができます。
しかし、本作を語る上で避けて通れないのが、その「極悪な難易度」です。自機であるバーの移動速度が極端に遅く、逆にボールは視認できないほどの超高速で飛び交い、さらに「123秒」というシビアな制限時間が設けられています。特に後半ステージでは、ボールの軌道を変えるギミックや即死トラップが容赦なく配置されており、インターネット上ではその理不尽さから「覇王鬼帝(ハローキティ)」という異名で呼ばれるなど、クソゲー愛好家の間で伝説となっているタイトルです。
原作の『ハローキティといっしょ!』は、サンリオウェーブが展開した「オタク層向け」の市場開拓プロジェクトです。「キティちゃんが大好きな女の子(キティラー)」という設定で、秋葉原カルチャーを取り入れたキャラクターを展開。中でもokamaがデザインした「猫村いろは」は、後にVOCALOIDとしても発売されました。













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